美しいものに癒されるから、大切な時間は記録に残す。

ジャニーズ事務所を中心に、美しい人たちを愛でて現場や映画やTVの感想を綴っています。

舞台「かもめ」(後編)

舞台レビュー「かもめ」

原作 「かもめ」チェーホフ

演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演 生田斗真 蒼井優 野村萬斎 大竹しのぶ

 

舞台鑑賞レビューの後編。

(前編)はこちら↓↓

koromo8oo8.hatenablog.com

 

生田斗真と野村萬斎を目当てにチケットを取ったのだけど、

大竹しのぶ&蒼井優という新旧魔性の女たちに目は釘付け!!

 

斗真は、美しいし、可愛いし、素敵。

・・・なんだけど、

彼女たちと一緒のシーンだと、霞む。

 

絶対ないと思っていたのに、萬斎さんすら霞んでいる!!


蒼井優ちゃん、めちゃくちゃ可愛い。

白くて、可憐で、甘い砂糖菓子のようなのに魔物臭がする。 

 

例えるならば、もし身近に彼女がいたとして、

同じ男性を好きになってしまったら、

 

すみやかに諦めて次に行くか、

諦められぬまま、彼が彼女に堕ちてゆく様をただ見届けるしか

選択肢はなさそうな感じ。

 

いや、そりゃあ、こんな魅力的なお嬢さんは

いろんな男と恋もするし、もめることでしょう。

 

でもそれがなんだ。

たくさん恋して、どんどん肥やしにして、

もっと悪いオンナになっちゃえよ。

って思ってしまった。

そして、そういう「なんやかんや」を

すっかり肥やしにしきってしまった、

大竹しのぶさんが本当にすごかった。

 

狂気のコメディエンヌ。

 

私たちは1階の中央の「まずまず」くらいの席だと思うけど、

しのぶさんがセリフを発するたびに、

しのぶさんのエネルギーというかオーラのようなものが、

席までビッシビシと飛んできた。

 

しのぶさんがエネルギーを飛ばすたびに、顔が痛くなった。

(いやこれ本当に!)

 

一緒に鑑賞した友達は帰り道、

「大竹しのぶを見ただけで、

今回大阪までの旅費を払った甲斐があった・・・」

と、つぶやいていたくらい。

 

作中、自殺未遂したばかりの斗真を置いて、

萬斎さんとモスクワに移住しようとするしのぶママ。

 

生活費はほとんどドレスと遊行費に使っちゃうしのぶママ。

 

「行かないで~~!ママ~~!!」

とすがりつく斗真(25歳・成人男性の役)

 

「うるせーこのガキ!こじき!」

と、斗真をボッコボコにするしのぶママ。

 

「うっぎゃーーーん!!」

と、のび太ばりに大泣きする斗真。

 

「泣かないで~本当は愛してるの~」

と、抱きしめるしのぶママ。

 

親子がそうこうしてる間に、

湖のほとりで、

ロケットペンダント(開くと写真が入るやつ笑)

を渡したり、

衣装部屋で、むふふなことをしてる優と萬斎。

 

主要登場人物、全員ダメダメダメ。

 

脇役のメイドも、

「好きな男が振り向いてくれないから、

自分のことを好きな堅実な教師と結婚」

したものの、

「悩みが『片思いが辛い、将来が不安』から

『日々が苦痛』になっただけだ」

とぼやいている。

 

文字に起こせば、不快で重いことばかりなのに、

「ああ、生きるってこんなふうに滑稽でイタイよね。」

「本人からすれば大変なことなんだけど、

端から見てるとくだらないことよね。」

「大昔のロシア人も、現代の日本人も、おんなじだなあ~。」

 

と、思うことばかりで、客席は常に爆笑。

 

笑って、笑って、

そのあとに哀れな気持ちになって、そのまま涙も出る。

 

夢中で見ているうちにあっという間に時間が経った舞台でした。

(おしまい)

 

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