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美しいものに癒されるから、大切な時間は記録に残す。

ジャニーズ事務所を中心に、美しい人たちを愛でて現場や映画やTVの感想を綴っています。

映画 「武士の家計簿」

映画レビュー「武士の家計簿」

 

 

監督 森田芳光

原作 磯田道史「武士の家計簿 『加賀藩御算用者』の幕末維新」

出演 堺雅人 仲間由紀恵 松坂慶子 草笛光子 中村雅俊 伊藤祐輝 ほか

 

(あらすじ)

現在の石川県金沢市・加賀藩の、経理担当を代々勤める、

堺雅人侍とその父中村雅俊侍。

下級武士とはいえ、安定にした収入に胡座をかき、

好き勝手に暮らしている内に膨らんでしまった家族の借金。

完済すべく堺侍は質素倹約のため策を練る。

 

こちらのレビューは公開当時の2010年に書いたものです。

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今年は1年を通じて素敵なお侍さんをたくさん見かけた。

「龍馬伝」の福山侍、「雷桜」の岡田侍、

「大奥」の二宮侍と美しき仲間たち、

「ちょんまげぷりん」の錦戸侍。

 

王冠にスパッツ姿の王子様にはときめかなくても、

背筋を伸ばし凛と唇を結んだ袴姿には心揺さぶられるのは日本女性の血か。

 

そして、素敵な侍がまた一人。

 

大きな波乱があるわけでもなく、淡々と、でもスピーディーに進む物語。

温かくて、どこか哀しくて、ときには笑える、邦画らしい繊細さを持った良作。

 

金沢の街並みが美しい。

自分が住む、同じ日本海側の城下町とどこか似ていて懐かしい気持ちになる。

 

もう還暦が見えてきた、松坂慶子母上の可愛いこと!!

まだまだそこらの小娘なんて一蹴してしまう可愛らしさ。

お嫁さんの仲間さん、とっても綺麗で可愛いけど、松坂さんの前ではオーラ負け。

 

そもそも堺雅人さん目当てで見に行ったこの作品。

 

堺侍、

墨を擦る姿も、 息子に激昂する姿も、上品で、美しい。

芋を食べるだけの姿までも上品だわ・・・♡(病気)

 

丁寧に作られたひとつひとつのシーンが美しい。

 

見合い前に、のちに夫婦となる二人が偶然出会う。

堺侍の姿に心揺れた仲間由紀恵町娘の手から、

染め途中の友禅が離れ、川に流れてゆく。

 

はー・・・・、美しい・・・。

 

新婚初夜、妻に背を向け、婚礼にかかった費用を黙々と計算する堺侍。

それは嫌だーーー!!(笑)

 

この映画に関するインタビューで堺さんが言っていた、

「最短距離で『正解』を求めたがる人が多い中で、

正しいことって何だろう?と考える家族の姿は格好いい」

との言葉。

 

「日々を幸せに過ごすためには、

一見それとは関係ないような、毎日のささやかなひとつひとつをズルしないこと」

と思っているのだけど、

「それでいいんだよ」と、言ってもらえたような、

じんわり元気にさせてもらえた素敵な作品でした。

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