美しいものに癒されるから、大切な時間は記録に残す。

ジャニーズ事務所を中心に、美しい人たちを愛でて現場や映画やTVの感想を綴っています。

(ネタバレあり)映画「君の名は。」を手放しで感動できなかったのはもう大人になってしまったからかな。

映画レビュー「君の名は。」

結末までのネタバレありです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

www.kiminona.com

 

新海誠監督のことは美しいアニメーション作品を作られる方、

という話題のニュースをちらりと見たことがあって、作品は見たことなかった。

 

映画館で予告映像を見て「美しい映像だなあ、でも若い方向けぽい作品だなあ。」

と、ためらいながらも気になっていて、

でも神木隆之介さんのファンなのでやっぱり劇場で見たくて見てきました。

 

そんな立場で鑑賞した私の感想。

 

(あらすじ)

東京の男子高校生・瀧(声:神木隆之介)と、岐阜の女子高校生・三葉(声:上白石萌音)。

全く面識のない二人だったが、

週に数回のペースで夜の睡眠を機に入れ替わるようになってしまった。

 

入れ替わったときの記憶はのちに消えてしまうので、

こまめにお互いのスマホで日記をつける二人。

 

それまでの「自分の世界」を守るために

入れ替わったときのルールを細かく決める二人。

とまどいながらも入れ替わり生活を楽しむ二人。

 

ある日、緊急時用に交換していた携帯番号にかけてみる瀧。

つながらない。

 

入れ替わりの記憶が残っているうちに描いた絵をきっかけに、

三葉が住むのは岐阜県だと知り、会いにゆく瀧。

 

岐阜県に入ってからさらにそこは糸守(架空の町名です)という地区だと知る。

しかし、衝撃の事実を知る。

糸守地区は3年前の隕石の衝突により町は消え、住民の多くも死亡していた。

そして3年前の死亡者リストの中にも三葉の名前があった・・・。

 

 

この映画、10代の頃に見たらすごく感動して、キュンとして、

グッズとか集めて、RADWINPSのCDも朝から晩まで聞くんだろうなあ、

 

って、そんなとても美しい世界観でドキドキする物語でした。

 

風景を本当に美しく描かれる監督さんですね。

 

雨に濡れる東京の雑踏とか、

三葉のお家が神社なのだけど、

巫女さんしてたり、ご神体に参拝しに山へ行く場面とか、

本当に美しい。

 

RADWINPSの音楽も物語に合っててとてもよかった。

 

でも気になるところがあって、

三葉はお父さんとの関係が良くないのです。

 

「家族間の確執」って現実世界でもメジャーでかつ解決が簡単じゃない問題で、

冒頭でその事実を知ったときに、

 

「ああ、三葉はきっと作中で、

このお父さんと向かい合わなければならない場面が出てくるのだな。

そしてどんな風に関係修復をするんだろう。」

と、思ったわけです。

 

神社はそもそも三葉母の実家で、父は婿として家に入っているのだけど、

母は若くして亡くなってしまう。

神社を継ぐことを拒否して家を出てしまう父。

 

三葉と妹は、母方の祖母に育てられるものの、

→町長になるべく戻ってくる父→三葉との関係が悪い父。

この「→」部分(その結果に至るまでの過程)

が大人鑑賞者的には掘り下げてほしかったのだけど、

すごくさらっと描かれてしまい、

 

「んー・・・?まあいいか、とにかく突然帰って来て、

勝手だからって折り合いが悪いわけね。」

と、納得させつつ見送って、

 

ラスト、3年前のまだ生きている三葉が隕石衝突のことを知って、

三葉プラン(シン・ゴジラ風)を計画して、

 

中部電力の発電所を爆破して(!!!)、

防災無線をジャックして、町民を安全な場所に誘導しようとして、

途中まで計画は順調に進むのだけど、町長パパにバレてしまって、

 

「アタマおかしいのか病院へ行け。」

と、バッサリ切られて、

 

「だわなー。現在の関係性から言って、そりゃパパそう言うよねえ。」

と思っているうちに、

防災無線取り返されて、訂正放送をされてしまうのだけど、

 

結局、避難誘導はうまくいきますのね。

 

隕石災害から8年後の瀧が読んでいる週刊誌の記事に、

「町長がたまたまその日、

避難訓練を実施したために住民は安全な場所に誘導され・・」

と書いてあって、最初の史実より犠牲者を減らすことに成功したのです。

 

てことは、「ぎゅーーん!」とだいぶ彗星が接近してて、

三葉プランが阻止されてから隕石が落ちるまでせいぜい1~2時間くらい?

その間にパパを説得することが成功したということなんだけど、

 

そこ、すごく大事な場面じゃないの?

 

ずっと関係がこじれていてろくに話もできなかった父と娘が話し合い、

頑なだった父が、町長選を控えた大事な時期に、

気がふれたとしか思えない娘の未来予言を信じて、

住民を安全な場所に誘導させて・・・、

 

その過程は主人公の男女の行方の次に大事で、視聴者が見たい場面なのでは?

って私思ったのだけど。

 

それは私が大人だからなのかしら。

 

美しい映像の中、時空を超えて男女が出会い、

困難を乗り越えて、「希望」を手に入れたなら、

作品として完成なのかしら。

 

メインの筋がファンタジーだからこそ、脇のリアルなところを詰めてほしかったなー。

小説の方はそういうところも描いてあるのかな。

 

そんなメインのストーリーとは違うところが気になってしまって、

手放しでは感動できなかったけど、

物語の世界観は好みだし、美しくてキュンとする映画でした。

 

本来のお目当てである神木さんの声も素敵でした。

 

koromo8oo8.hatenablog.com


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