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舞台 M&Opraysプロデュース「流山ブルーバード」

舞台レビュー

M&Opraysプロデュース「流山ブルーバード」

 

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作・演出 赤堀雅秋

出演 

賀来賢人 太賀 柄本時生 若葉竜也 小野ゆり子

宮下今日子 駒木根隆介 赤堀雅秋 平田敦子 皆川猿時

http://mo-plays.com/bluebird/

 

(あらすじ)

千葉県流山市に住む、幼なじみ、もうすぐ30代。

 

さびれた魚屋の実家を適当に手伝う高橋(賀来賢人)は、

近所のスナック「むらさき」でだらだらと飲んでいた。

 

幼なじみで、俳優志望で東京に行ったものの、

芽が出ないフリーターの古川(若葉竜也)が流山に帰省したため、

同じく幼なじみで地元で働く足立(太賀)と来たのだ。

 

実は足立の妻(小野ゆり子)と不倫関係にあり、

週に一度、松戸のラブホテルで会っている高橋。

 

実家には帰りづらく、高橋の実家に滞在している古川。

魚屋は高橋の兄(皆川猿時)が継いでおり、

隣に住む孤独な女性(平田敦子)が毎日クレームを言いに来る。

 

流山では通り魔事件が続いており、犠牲者は5人目になった。

 

 

すんごーい胸くその悪い舞台でした。(褒めています)

 

この、

「胸くそ悪い=褒め言葉」

を、何に例えたらいいかしら。

 

えーと、例えば、

湊かなえさんとかのえげつない作品を見たり、読んだりした時の、

「うわ~~~~」感すごいのに、後に満足感がこみ上げてくる感じ。

 

 

周りの誰もに「この作品いいよ!」ってすすめられない

万人受けしない感じなんだけど、

 

わかってくれる人は、

「ウワー、嫌だった~。でも教えてくれてありがとう・・・。」

って言ってくれそうな。

 

登場人物が全員、ダメで弱いのだけど、

そのダメさも弱さもそれぞれ種類が違って、

 

でも、

「どのパターンのダメさもどこかで見たことがあるぞ!」

と、ジワジワ来るリアルさで、

もう、ずーっと見ている間気分が悪い。

 

なんていうか、

ここ数年、facebookとかインスタとかの影響で、

「特別な人でなくても、

みんなけっこう普通にキラキラ楽しく暮らしているもんだ。」

なんて、無意識に思っていたところにリアルな闇を突き付けられた感じ。

 

(以下個人的みどころ)

ちょっとのネタバレも嫌な方はご注意ください。

 

☆賀来賢人さん、めっちゃいい身体!

小野ゆり子さん(色白ですんごく可愛い)とのラブホテルシーンで

ずっとパンイチなのだけど、

バキバキに割れたお腹に「おお!」ってなる。

オペラグラス取り出す女子多数。

 

☆柄本時生さんの狂気。

基本的に全員病んでる感じなのだけど、

柄本時生さん演じる伊藤が飛び抜けている。

 

一言で言うと「マジキチ」。

 

演技とわかっているのに、

「この人が突然客席に降りて来たら、誰か殺されるかも。」

と、思ってしまったのは初めてです。

 

新年早々いいもの見せてもらいました。

 

こちらの舞台はまだ上演期間中で、

まだ東京・地方含めて見ることができるので、

お近くの会場でチケットが取れるようであれば是非。

 

この「胸くそ悪!でもいいもの見たわ~」な気持ちは、

言葉では説明しきれない感じなので実際見てほしい。

 

出演されている役者さん全員がすごいエネルギーで、

どのキャラクターも本当に濃くて、「うわあ」ってなりますよ。

 

よい舞台はじめになりました。

 


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